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阿佐ヶ谷 道心 2005年11月21日(月)
このところ、ご亭主一人で切り盛りされているお蕎麦屋さんに行こうと思って、神田須田町、
眠庵からと思ったのだけど、雑誌の掲載続きで盛況で、後日にした。そこで一週間前には、
銀座の麹也を探し当て、お一人で営業されている女亭主の鮮やかなお手並みを拝見して
まいりました。
麹也はその前日1時間探したが分からず、yukaさん(つれづれ蕎麦)に教えていただいた。
そして、ようやく道心へ。花まきさんから何回もお話を聞いていて、やっとの感じでは
ありました。
道心さんのお店に入って、意外だったのは、思っていた以上に客席があった事だ。
麹也のカウンター8席と比較しても倍以上は楽にある。お一人でこの人数を
やりくりするのは大変だろうなと、思いながらお店に入ると、4人席に案内された。
僕の先入感では、ご亭主は細身で哲学家風な方かな、と想像していました。道心という名前から
イメージしたこちらの勝手な想像ではありました。
意外にも、やや小太り(ご亭主御免!)それに明るくて、腰が低くて、
すぐにそのお人柄に吸い寄せられるように馴染んでしまいました。
お一人でご商売されるお蕎麦屋さんは、お客さんにそのキャラクターがそのまま伝わって
しまいます。
亭主のそのコンセプトがはっきり伝わらないと、逆に店としての色が死んで
お蕎麦屋さんとしては弱いものになります。
マス型蕎麦屋とは、アピールしていく考え方が違うのです。それだけに、店全体のイメージの
キャラクターが突化し、また、メニューや、蕎麦も突化しないと、マーケティング的には
成立しません。100人のお客を相手にするのと、20人のお客を相手にするのとでは
手法が違うという事です。
オンリーワンの考え方が、妥協なく貫いていれば、お客さんの気持ちを掴まえてしまうと
いうわけです。
それがものの見事に道心さんのお店の中で成立しておりました。
感覚的なものなのか、もちろん長年のご商売の勘なのか、これは、ひとつの見本でした。
お酒の選別、蕎麦の考え方、酒肴の工夫が、ご亭主のにこやかな顔の中に、日々の
ご苦労が隠されいて、表には決して出てこないんでしょうが。
奈良地酒でワインのような(名前を失念)香り酒、田酒もあり、これを、並々と注いで
受けにこぼしてくれます。ご亭主の明るい受け答えに、ついお酒がすすんで、
危険でありました。
酒肴もまたよろしいのです。蕎麦のチヂミ、焼き味噌、かしわ焼き、その合間に
香織せいろを頂きました。ふくよかな顔、上品な香り、歯ごたえのよさ、
これはもう!表現すれば、お刺身でした。それ以外の表現が思いつきませんでした。
「蕎麦のお刺身ですね、ご亭主!」と言いましたら大変喜んでいただきました。
卵焼きもお願いしたかったのだけど、お客さんがこられたので、次に回しました。
浅漬けを肴にまた田酒を2杯。月曜から過ごすのは・・ま、今日はいいか、と。
その後、すだちそばを注文、これがまた酒に合いました。
蕎麦でお酒を頂く、蕎麦屋の常道を地で行ったわけです。
六本木のオフィスから、電車で30分程度で行けます。これは、なんと誘拐的な距離です。
*辛味大根とそばのチヂミがお通し。受けにお酒をたっぷりこぼしてくれます。
*かしわ焼きは、葱の青み部まで美味しかったです。
*浅漬けは、なすの微妙な漬け具合がよろしかったです。
*香織せいろ。お刺身のような、サラダのような、そんなお蕎麦でした。

*すだちせいろ。この香りを楽しみながら、お酒を頂きます。
道心 杉並区阿佐ヶ谷南1−15−18 рO3−3316−0320
営業時間11:30〜15:00 17:00〜21:00
定休日 金
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