蕎麦屋訪問-15 学芸大(鷹番)  夢呆

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 学芸大(鷹番)  夢呆    2005年11月18日(金)
   

   学芸大学駅から、歩いて約5分位。メインの通りからやや離れている。20年くらい前には、
   知人が鷹番に住んでいたので、この界隈の飲食店を徘徊していました。
   近くの碑文谷の吉法師さんに何回か、お邪魔している。当時は、そんなに蕎麦中毒という
   程ではなかったので、もう吉法師さんの蕎麦がどうであったか、記憶にない。
   その頃、夢呆さんには行った覚えがないので、まだ開店されてはいなかったのでしょう。
   土地勘があったので、比較的迷わずに、
   夢呆の大きなロゴ入りのサインを見て玄関をくぐりました。
   お座敷二間、テーブルは6席、大テーブルがあって、
   客席は多めです。さらしなの里系列の船橋更科の客数に近い。メニューを見ると、
   蕎麦屋の伝統的なものを基本にされている。さらしなの里系列が、居酒屋的な
   カジュアル性をベースにしているのと反対に、スタンダード性を、基本にされている。
   中型クラシカルモダンと言うべき蕎麦屋のタイプに分類されるようだ。
   店内の設計は、旧家風のデザインに、蕎麦屋の伝統的な設計をうまくミックスしてある。
   落ち着いた鷹番の居住区に違和感がないように工夫されているのではないか。
   およそ店舗設計は、店主の考え方の発露がある。やざ和や、ほそ川、竹やぶなどは、
   その違和感が、他店との差別性の特徴になっている。それは、そのまま完成度の高い
   芸術的な趣向や飛びぬけた味覚を提供しなければいけない、命題を背負う事にもなる。
   一方、設計や、雰囲気も価格に還元される、そんな考え方も成立しえるのだ。  
   それが、蕎麦屋の飲食業としての社会的な地位を押し上げてきた、
   そうも言えるのではないか。
   むしろ、客としては、それを一種の遊びにしたい、それも蕎麦屋酒の楽しみである。
   いずれにしても、どこで差別性の線引きをするかは、亭主の考え方になる。
   メニューに戻って、注文に入る。
   お酒も厳選されている。肴は、にしんの甘露煮、とりわさ他、なるべく手をかけたものを
   しっかり食べていただこうという趣旨であろう。
   酒は、山形の冷酒に、肴は、例によって、卵焼き。もう一品はにしんにすべきか、
   とりわさにすべきか、迷ったがとりわさにした。
   卵焼きは、この半年食べた中では、三合庵の卵焼きと並んで、一番美味しかったです。
   出汁が効いていて、甘みも感じて、ふっくらした噛み応えで、卵の旨みが
   よく出ていました。ちなみに、三合庵はさらに出汁をたっぷり効かしてあります。
   とりわさは、ささ身の生の良さが出ていて、わさびタレ汁、かいわれなどの添えが、味を
   ひき立てていました。
   蕎麦は、もりと、磯そばをお願いした。磯は、岩海苔とのことだった。
   もりは、きれいな細打ちで、バランスの取れた、なかなかの味でありました。
   つゆはどちらかと言うと、蕎麦を邪魔しない、控えめなもの。もう少し、つゆの量があっても
   いいかなと思いました。残りのつゆで、そば湯をたっぷり飲みたいほうなので。
   磯そばは、汁の辛さが立っていないので、僕にはちょうどよかったですね。
   夢呆さんから受けたものは、強烈な個性と言うよりは、質の高いものを、バランスよく
   アピールしてフアンを作っていく、そんな印象でした。
   
   *肴にとりわさと、卵焼き。ふかふかの焼き加減で、美味でした。

   *もりは、きれいな細打ち。蕎麦の味がしっかりして、こしもありました。

   *磯そば。ちょうど良い味加減の汁で、全部飲み干しました。

   夢呆   東京都目黒区鷹番3−17−6 рO3−3710−1180
         営業時間 11:30〜20:30
              (土・日・祝11:30〜15:00/17:30〜20:00)
         定休日 木

     

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