

お題拝借です。すなわち下記に示した例題を3D化するコンペです。スケールは1/72以上とします。一番解釈に整合性があり、しかも工作・塗装がうまい作品が優勝ということで、もう1つ別コースとして仕立てたいと思います。あくまで空冷エンジンは積みたくなかったはずの土井技師の無念を今こそここで晴らそうではありませんか!
<素材>
●1/32の場合:外様彼方氏ご本人より、腑分けを免れた1/32飛燕(日本版レベル、仮組済みにつき、一部パーツはランナーからはずれています)、と箱のつぶれた上海版1/32マッチボックスBf109E(中身はキャノピーに最初から小さな傷あるも完品。完成させるもよし、腑分けしてエンジンだけ1/32ハセガワ用G-6にパチッてもよし←現時点では流用/改造用ベースのエンジンパーツとしてはベスト!
●1/48の場合:(多分)おフランスのHi-Tech製DB605(A?)エンジン(本体は白くて固いレジン製、ベージュのレジン製MG131,ホワイトメタルのBf109G用エンジンマウント(605A用)、同じくホワイトメタルのMG131給弾シュート、ばQ製ASエンジン用カウリングが付属。購入価格1400円・過給器のうずまきは自作してちょ)を、ワタクシ、がらんどうがプレゼント致します。なお、ハセガワ五式戦l型乙(水滴風防)未組立は2002年7月7日、や〜ぼさんのところへ行きました。や〜ぼさん、六○五式戦、作られるでしょうか?<賞品>
については後日検討いたしますが、はっきり言って上記で提供いたします素材自体が、賞品だ!(笑)<審査>
フェイク・コンの他のコースと違い、出題者の外様彼方氏が選考いたします。がちがちの超絶大改造技術コンテストでもある一方、センスと見識で見事、選者のむこうを唸らせれば、工作のうまい下手は超越するかもしれません(^_^) なお、アンリミ杯同様、「外様彼方杯」とフェイク・コンの同時応募はOKです、ぜひ奮ってご参加ください。<その他>
参加希望の方は、がらんどうまでメールください。住所氏名電話番号を忘れずに。上記素材を希望する場合はその旨、明記してください。立候補者がいない場合は残念ながらお流れとします。
「DB六〇五式戦&レーサー」
以下は、さる業界関係者である外様彼方(とざま かなた)氏(※注)が、2002年7月に、当サイトへお寄せになった依頼である。
ワタクシ、DB(でーべー)六〇五式戦思い続けて20年。潰した「ゴシキ」は片手じゃ足りぬ。こんな外道に誰がした。
姓は外様、名は彼方、以後、お見知りおきを〜(タ、タタタタター、タン!)。昔から、DB605Dをどうすれば飛燕に載せられるか、夢想してきました。(仮想戦記の影響ではありません、ええ、断じて……)飛燕のマウント方式(編注:エンジン架ではなく、左右から胴体のキールを兼ねた外板一体構造の部材でサンドイッチしている)では、DB605AS、605Dはまず、載せられないですよね。
そのとき考えましたのは、飛燕ではなく、首ナシ五式戦ならば、防火壁のエンジンマウントと、胴体側面のフェアリング前方の幅に手を加えるだけで、DB605Dの過給器分の飛び出しをクリアできるのではないか?また、都合のよいことに五式戦は、(世界の傑作機新版「五式戦」p38、フィレットの外れてもともとの胴体側面外板が見える写真で確認できるように)胴体内部に飛燕用ラジエーター・スペースがまるまる残っているので、ラジエーターとオイルクーラーはここに復活。マスタングB/Dのラジエーターまわりの空力デザインをパクッて(もちろん、審査部でP-51を飛ばしていた荒蒔試験官の助言に基づきます、←若いころの妄想ですので目をつむってやってください)空気抵抗も減らします。
飛行中に重心位置が変わることで嫌われていた胴体燃料タンクも、とっぱらってしまえば、その空間にDB605D用MW50出力増強装置の水・メタノール加圧タンク(編注:109Lairの画像に直リンクしてます。後ろのぶっ壊れた胴体のキャノピ直後に収まっているのがそのタンク。はほ/~さん、ご教示多謝!)が収められます。うーんおあつらえ向き。
仮想戦記ではありませんので、せいぜいDB605D付きメッサーが、1機だけ潜水艦で到着したというifで、他の選択肢は(兵装も)当時、あったものに限ったとしても、おお、マッキ205よりも強そうだぞ! DB六〇五式戦・・・あ! でも、弾が出ないぞ、ホの5!
製作者の知識とセンスが一番反映されるのはきっと、機首のデザインになることでしょう。川崎がやったか、審査部独自に改造したかで、かなりちがうものになったでしょうから。たとえば、川崎で改造されたと想定すると・・・・。 Kawasakiってバイクでもデザインに独特なラインがでていますよね。三菱っぽ〜い、中島っぽ〜い、ラインとは絶対にちがう、Kawasakiっぽ〜いデザインが「創造」されていたら、これはもう一人勝ちか。ライダー兼モデラーのかたは、「カワサキ心」が乗り移るまで、愛車を見つめ続けるとよいかも?
・・・どうでしょうか?
さらに悪のりで恐縮ですが、アンリミ系の妄想です。DB605Dはこれ以上パワーアップの余地がないので、同じ手法で、五式戦の水滴風防型にグリちゃんのエンジンは載らないものか?あるいは、MW50併用ならば、DB605Dでも以外といけないだろうか・・と?
主翼に関しては、飛燕/五式戦はラジコン機のように、胴体からぱっかり外れる構造で、重心位置の調整のため、前後に遊びがある取り付け方法ですから、主翼だけレーサー用に新造した、デザインのものに付け替えるのも可能かと。
現実に立ち返って、重心位置と自重の問題ですが、ご存じのように、飛燕、五式戦は(Bf109B〜Eの影響でしょう)重心位置の調整のため、尾部に錘をいれています。本家メッサーは、阿部孝一郎さんがF型の研究で書いていらっしゃったように、F型以降はなくなってしまうのですが、飛燕/五式戦ではそこまで洗練されず、重心位置は錘で調整するという発想が、最後まで残ってしまったようです。尾翼を重いものに変える、艤装配置で調整するのも飛燕の錘でなんとかするという発想の設計では限界があると思いますし、レシプロ機で一番重量を食うのは、なんといってもエンジン、プロペラ、降着装置ですよね。ですから、現実には、飛燕/五式戦に手をいれればいれるだけ、加速度的に重くなってしまうことでしょう。
ここで、しまった! と思ったのですが、日本機のフェィク物語には重大なファクターがもうひとつ・・・プ、プロペラはいかがいたしましょうか? 佐貫先生!
それはさておき、DB六〇五式戦&レーサー、こんなもんじゃ、まだ、まだ、甘いですか?
ハセガワから五式戦が発売される前に、ぎこぎこ切り刻んでしまったオータキの「ゴシキ」が、いまも押入のなかで毎夜しくしく泣いている声が聞こえる、ていたらくです・・・。はずかしながら、自身の観察力・立体把握力と想像力、技量すべてに身の程を自覚いたしておりますので・・・、アイディアに詰まってしまったどなたか、DB六〇五式戦、作りませんか?
※注:どうも外様氏は仙台出身のようで、江戸から遠くはなれた外様大名・伊達政宗に対する憧憬があるようです(^_^)。
<参加者>
や〜ぼさん?(2002年7月7日 立候補)
どんじさん(2002年7月7日 立候補)
<参考>
●当サイト資料集:陸軍航空審査部の飛燕
●Ki-100さんのサイト内:コスフォード航空宇宙博物館の五式戦●森田さんのスケールモデル雑記帳内:飛燕雑記帳(ハセガワ48の丁寧な改造記事)
●j-aircraft.com内:The Hikoki 1946内:The Kawasaki Ki-64(川崎のDB601串刺しエンジン計画機)
●j-aircraft.com内: German Aircraft in Japanese Aviation(日本が輸入したドイツ機一覧)
●スカイネット1内:松葉稔 精密図面を読む 三式戦2型改 五式戦l型
●The 109lair:DB605を知るならやはりメッサーから。
●Rod`s warbirds内:2,745 WWII Japanese Aircraft Photos:(恐らくは無断引用の)実機画像がたくさん
<外様彼方氏ご推薦の書籍>
●渡辺洋二著 液冷戦闘機「飛燕」(朝日ソノラマ)
↑「カワサキ心に迫ろう」
飛燕の開発と戦歴についてその苦闘の日々を綴る1冊、版元では絶版だそうなので、持っていないひとは、もっているお友 達をだましてでも借りよう。堀越二郎博士著「零戦」と読み比べると、設計思想の違いなどわかっておもしろいかも。●雑誌「丸」編集部/編
図解・軍用機シリーズ2巻 「飛燕・五式戦/九九双軽」(光人社)
「エンジンを載せる前に飛燕/五式戦の実機をおさらい」
丸メカニック「飛燕」のコンパクト版。土井博士自らが語る飛燕/五式戦の話や、模型製作に役立つディテール写真、イラストがうれしい本。
・・・え、もうみんな持ってるって?と
●渡辺洋二著 「陸軍 実験戦闘機隊」(グリーンアロー出版社)
「これで気分は試作機審査官」
新型機開発に深く関係する陸軍の審査部のことが読める本。幻の飛燕二型(二型改になる前の試作機)が、以外とよかったことなども書いてありますぞ。