私家本「WWllドイツ戦闘機隊のエース乗機」にのった、ヘルマン・グラーフのメッサーG-6のクリアなバックミラー写真を見て、いにしえのオーナインギャラリーの写真を見直してみました。
記憶では、既存のアクリルをくりぬいてミラーがフレームからアームで持ち出していると思いこんでいましたが、どうもそれはモデル・グラフィックス誌のグラーフ機作例(宮崎浩一氏 1994年5月号)を私が勝手にそう解釈していたための刷り込みだったようで、宮崎氏作例からも、オーナインの写真からも、そう読みとることはできません。48あたりまでならテキトーに誤魔化して逃げることもできそう(ワタクシのグラーフ機)ですが、ちなみに私は安直に上からヒートプレスした透明バルジを貼っただけで、ミラー無しですが、もしこれから32を作られる方は要注意。おそらくサンドイッチ構造ではめ殺しのようです。下記に想像図と参考文献とを掲載しておきます。なお、E、F型やG-4(偵察型)等ではスピットやマスタングと同じ様に、キャノピーフレームから、アームを延ばしてミラーを取り付ける普通の方式をとっています。
想像図 1
メッサーG型のバックミラー用バルジは、Do335とは異なり、涙滴型の接着線が見えるので、後付けのようである。2
下記、「WWllドイツ戦闘機隊のエース乗機」のヘルマン・グラーフ機の写真ではこんな風にミラーをサンドイッチしているように見える。3
ミラー自体の形もいまひとつ良く分からない。図の上は立面、下は上から見た断面、左はパース。4
オーナインの写真のG型では、与圧タイプなので乾燥剤カプセル(◎型)が見える。通常のG-1.3.5のように、キャノピー自体の二重アクリル・ガラスの間に挟まっているのか、バルジの中にあるのか不明。オーナインギャラリーの断面写真では、ナツメヤシ型の物体が宙に浮いて見えるので、おそらくバルジ内に(も)乾燥剤カプセルが封入され、曇り止めに使われていると思う。5
上図の場合(オーナイン)のミラーは普通にかまぼこ型で厚みも均等に見える。
|
|
|||
| No | 誌名 |
|
内容 |
|
|
WWllドイツ戦闘機隊のエース乗機 |
|
P30、31にJGr.50時代のグラーフのBf109G-6のキャノピーのアップが写っており、サンドイッチ構造を想像させる流線形の接着線と、アームが無く宙に浮いて見えるようなミラー本体がはっきり分かる写真が3葉有り。 |
|
|
MESSERSCMITT O-NINE GALLERY | T.Hitchcock/MONOGRAM | P87にクローズアップ写真2葉があるが、元のポジと印刷どちらも悪く良く分からない。乾燥剤カプセルが写っている。またパースもあるがどうもテキトーである。 |
|
|
モデル・グラフィックス | 1994年5月号 | 宮崎浩一氏1/48キット作例。実機写真や図面は無い。また作例のほうもキャノピーのアップ写真が無い。 |
|
|
Hermann Graf and Alfred Grislawski | Christer Bergstre | くだんのバックミラーを装備したのは、この機体なんですがアップでは無いのが、著者が Eagle Editionsで出版した本が参考にならなかった。 |
|
|
"Graf & Grislawski: A Pair of Aces" | Eagle Editions /inChrister Bergstre | Hermann Grafと Alfred Grislawski に焦点を当て、 300枚以上の写真でJG 51, JG 52, JG 50, JG 1, JG 11, JG 53時代の解説をしている。ただしバックミラー関係のアップデートは無し。2002年夏発刊。 |
|
|
Jagdgeschwader 52 | 2001年8月以来更新無し | JG.r50時代のGrafのG-6 |
|
|
JG1(or JGI &11) | prien? | シュペヒトのBf10-G-5/ASにバックミラー装備の写真有り。 |
|
|
DER LANDSER | - | 表紙にヘルマン・グラーフのBf109G-1(V-30 ND+IF ?)があり、ミラー装備。 |

