世界の傑作機 メッサーシュミットMe262

単行本 |
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機種 |
内容 |
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世界の傑作機 メッサーシュミットMe262 |
文林堂 |
2006年3月30日 |
メッサーシュミットMe262 |
1987年の第三版からやっとリニューアル。エンジン関係記事以外、ほぼ国江さんの執筆になり大幅に信頼性がアップ、新事実もたくさん。今後10年は底本となり得る良書。 |
<世傑Me262雑感>
今回、世界の傑作機としては初めてドイツ機研究のプロ・国江隆夫氏が全面執筆を担当されました。前回1987年版の印象が薄く(野原氏が主に執筆していたので、モデルアート別冊の縮刷版のような印象だったからでしょう)、その前の第二回目の再販1971年版(チェッカー柄)で初めてNASMの復元機カラー写真が掲載された時以来の感動です。野原氏は機体解説、図面作成、カラー/BWプロファイル作画、レイアウトを全てワンマンアーミーで実施できる能力を持つスーパーマン的存在だったのですが、主たる活躍時期が1980年代のため、ことドイツ機に限っては情報の古さが致命的でした。また文林堂としては、ドイツ機の巻としては前回発行のメッサーシュミットBf109で執筆者選定を誤ったか、とても21世紀の研究レベルとは思えない失敗をしてしまったので、今回の国江さん登場はとても喜ばしいことです。野原氏がかつてワンマンアーミーで行ったトータルプロデュースを国江さんはチーム国江(?)で行っており、解説・イラストはご自身で、図面・プロファイルなどは小泉プロダクションで、イラストの一部を河本さん(覚えていますか、クルト中佐?)でシェアして、一冊の本に仕上げています。エンジンのみ元IHIの方の原稿、表紙はレギュラーの佐竹さんですが、それ以外は国江さんがすべて編集されたのと実質的に同じですね。佐竹さんイラストの惜しいところは、国江さんとは連携なしのため、262は速度性能を活かすためシーラーがしっかり塗られているはずなのに、リベットブツブツで描いちゃったこと。よっぽどのお古で無い限り、リベットが目視できることはあり得ないことです。プラモ作る方は、262やアラド234、ハインケル162に調子こいてリベット打ったりしないで下さいね。
国江さんにお伺いしたところでは、ベトンボンベ(訓練用爆弾)の新発見が航フ連載以降での国内初の著述だそうです。個人的には(私の酒席での要望を聞き入れていただいた結果!)、WGr.21「ドデル」ロケット弾の後部から見たスケッチが掲載され、点火チューブの外筒側這い方が分かったこと、あとはヨンケイさんの要望か、夜戦型後部座席の正しいレイアウトが判明したのも嬉しい。上部がナクソスのレーダースコープで、腰の当たり下側がネプツンのレーダースコープだったんですね。ナクソスの謎の一端が少し解明されました。また後方警戒レーダーはいままで漠然とパイプ状の(いやパイプであることすら知らず、ヒゲ状と思っていた)のが、鹿の角系のアンテナの支柱部分だけだったという解明も目から鱗でした。
カラー写真では偵察型のどアップ。MK108 30ミリ機関砲の一本だけブラストチューブが衝撃的。原版でもA4サイズくらいの大きさで鮮明なものが入手できたればこそ掲載されたそうです。
そのほか色々初見の話は有るでしょうが、私はMk214のあれこれ(同じ50ミリ機関砲でもBK5の資料は多いのにMK214は少ない。P.118の図は貴重)、大型尾灯のナニ、262用パラシュートには高々度脱出を考えて酸素ボトルが付属していた、などが驚きでした。<校正箇所>
P6下:1.NAG6>EJG2(上の写真と同部隊)かコマンド・ノボトニー
P7下:Me262A2a>Me262A-2a(?A-1a)
P24下:説明のU>位置合わせマーク(タイヤとハブの)
P105下:Me262A-1a>Me262A-2a
P117中段上から9行と10行目:Ebl2、Ebl3>EBl2、EBl3P52:「俗にこの機体は”ジルバー”(Silber=銀色)と呼ばれているが、それがこの機体のみを指すのか…」前にトイフェル氏より、メッサー262の開発時のコ-ドネームがジルバー、Do335はKupfer(クプファー)=Copper(カッパー)と呼ばれた、との指摘を聞いた。
P4 中:V5はW.Nr.170163 > 130167
P15下図: ヴィーインゲルシッフ > ヴィーキンゲルシッフ
※その他は後日記載予定。
作成 2006年4月17日