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Messerschmitt Bf108 Taifun

1/72 HELLER

 2006年は本業より子供の中学受験という家庭事情のせいで休日の自由時間がほとんどとれず、プラモデルも5月の静岡合同展示会用に五式戦フェイクをこさえただけ。自分で自分の完成作を見たいというフラストレーションがここのところつのるばかりでした。そこで手も頭も使わないナナニイのソッコーモデリングを開始。私は1/48スケールをメインとしている(少なくとも本人のつもりでは)ので、お手軽にできそうなナナニイに関しては意外にタマ不足。基本的にはFw190シリーズの他はドイツ双発機に限定しようとしてるんです。しかもなるべく2回の土日であがる内容のアイテムを探しますが、そうなると余り古いキットや簡易インジェクションではめ合わせだけで何週間もかかるそうなのはNGですし、最近のハセガワやタミヤのよくできたキットでも、有名戦闘機、特にルフトヴァッフェの飛行機だったりすると、自分の中の閾値がどうしても高くなってしまい、絶対に手がかかってしまいます。そのようなフィルターをかけ、この時点でファインモールドのメッサー109シリーズや、メッサー410、独レベルのメッサー262などを除外。残ったのは、アカデミーの1/72Fi156シュトルヒ、独レベルのアラドAr240試作双発戦闘爆撃機でしたが、前者はグランサッソ要塞で「よおろっぱで最も危険な男」オットー・スコルツェニーが、ドウーチェ、ムソリーニを救出した機体が再現出来そうと分かった瞬間、ナナニイで顔に傷がある兵隊と山高帽を被ったおやじのヒギャーをこさえ始めてしまったので(^。^)、これはいつまで経っても完成しないと判断し却下。後者は資料も幸いに?少なく楽しげだったのですが、双発ということとかなり細かいパーツ割のせいで手間がかかりそうと判断、結局エレールの1/72Bf108タイフーンに決定しました。
 多分1970年代初頭の製品でしょうが、勘合や羽布の再現具合など秀逸です。黒箱の時代ですから、1970年代後期、価格が450円程度の時代に購入したと思います。同時代のレベルやエアフィクス、ハセガワなどと比較すれば一頭地抜きん出ていたかもしれません。とはいえそこはそれ、いにしえの製品では有りますので、モノグラム・クローズ・アップの図面やエデュアルドの1/48キットと比較してみますと、胴体の幅の狭さ、水平尾翼の先端の角張などプロポーションが???な部分が有ります。胴体はもっと平っぺたい感じでムツゴロウみたいなはずですが、エレールのキットはハコフグみたいです。タイヤや脚柱、着陸燈、ピトー管、バランスタブなど小物のあがりもだるいです。ただし、ソッコーモデリングのためには、そこらへん全く無視してキットの部品を使用します。

 塗装も楽しむために悩みたいところですが、ソッコーモデリングのため、デカールがセットされているアフリカ軍団使用機に。ルーマニアの一色塗りもなかなかいいんですが、小国コレクションをしていないのでやはり本国仕様にしました。なお、下図のような主翼端の白帯は有りません。写真見ても分かりにくいため、忘れたと思って65の塗装後から塗ったのですが、エデュアルドのキット見ましたら指定無しでしたので、再度65を塗るはめになりました。

 筋彫りは凸ですが、はめ合わせをやすって消えた部分は、デザインナイフで切り込み、めくれをそのまま活かして凸の擬似再現とします。キャノピの合いはそこそこといった程度。やすりで摺り合わせてして、隙間は溶きパテのみでOKにしちゃいました。おなじエレールのコードロン・シムーンなんかもキャノピの合いの悪さって目立ちますね。キットのデカールは30年を経ていてもけっこう使えますが、エンブレムの印刷滲みはエデュアルドのいキットで高い再現性のデカールが世に出てしまった後はけっこう気になりましたが、ぐっと我慢してマンマ使用。胴体のレターも鼻が有りすぎで白帯と、パッケージにはない「アフリカ大陸の白地図」とかぶさってしまいますが、それも意に介さずマンマとしました。主翼上面の鉄十字は白の幅が変だったので、往年のハセガワデカールに交換。あとスワスチカも当然セットされていないので、これもジャンクデカールからメッサー109のものを代用しました。完成まで週末3回、多分8〜10時間程度。手慰みモデリングにはうってつけのキットでした。

 色は良く調べてもいませんので、SDEカラーのRLM65を下面に、上面はクレオス(レベル時代だが)のRLM79サンドイエローに思いっきり白を混ぜて明度アップしたものと、同じくクレオスのRLM80オリーブグリュンを生のまま使用しました。ただし下地はグロスブラックを吹いていますので下面色はすこし暗めに発色しています(写真はフラッシュのせいで明るいですが、完成品はかなり暗い)。反対に上面のサンドは明度の高いのをベースの上にさらに吹いているので、若干明るめにシフト。ナナニイならではのメリハリ演出です。

胴体幅が細い、水平尾翼の角が立ち過ぎ。私などメッサーといえば109という、まあ普通のドイツ戦闘機ファンからすれば、109の前身にあたる108は109のあれこれをすでに実現しているので(主翼スラットとか、胴体側引き込み式主脚など)、109より寸胴なんだなあ、と思いますが、逆に1930年代の普通の小型旅客機としてみれば、フランスのコードロン・シムーンより若干小型でハイセンスな機体、と映るはずです。

2006.08.07

 



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