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 制作記: Airfix 1/72 Fw190D-9 Dora-1 (-2へ
・仙台
1.はじめに
フォッケ・フリークの私ですが、いささか爬虫類的発展を遂げたドーラは空冷のA型ほど好きじゃありません。それと理由はもう一つ、ここ数年で長足の進歩を遂げた研究成果についていけてないこともあり、ナルLWモデラーがドイツ機ファンは煩い、としばしば仰る心境にやや近いものがありました。この原因の多くは、スケビや大日本絵画(編集アートボックス)の書籍での阿部孝一郎氏の実機解題以外、海外文献の翻訳や研究成果の翻訳が、国内航空雑誌、模型誌で反映されることが無く、日本人飛行機モデラーだけ、流行に乗りそびれてきたせいだと思います。実機、塗装全般についての便利な(かつ入手し易い)モノグラフが未だに10年以上前から未改訂のモデルアート別冊だけだったりするので、仕方がないといえば仕方がないのですが、渡辺洋二氏など自著をつねに大幅加筆訂正なさる方もいられるので、要は気持ちと名伯楽(つまり編集者のことですね)次第(あ、もちろん売上見通しも)なんだと思いますが! ただし、ドーラに関しては、大日本絵画「モデラーズアイ」で阿部図面・横山プロファイル、そのほか現在日本でのドーラ研究の最前線の諸氏が記事をものにされたことと、マニアックな筋では中野原子力氏のヴェルク・ヌムマー(製造番号)ごとに1機1機を追った私家本があるため、自ら洋書と首っ引きにならずとも、私でもモケーがこさえられる状況になってきました。

 さて空冷フォッケファンの私がなぜドーラ?、1/48メインの私がなぜ1/72? なのかをまず。2005年も公私とも忙しく、ねっちり1/48に取りかかる時間とテンションが無く、新作は5月の静岡ホビーショー合同クラブ展オービーズ・ブースに出した、ハセガワ1/72Fw190A-8素組だけなのですが、秋のJMC東京でのクラブ展示ダブル・シェブロンでも、1/48新作は無理そうなので、マイ・ナナニイ・フォッケ・ヒストリーのミッシングリンク、ドーラを作ろう、と思ったことが第一の理由です。MPMのV−1はずいぶん前にお手つきして未完のままですが、白鳥の歌タンク162はアオシマの旧作があるので、Fw190A-4.A-6、A-8複数、Ta152が揃うんですが、ドーラはハセガワの発売頃に作った、JV44「赤腹だけど黒1番」(しかもまだまだ下手っぴな頃)しかないので、ワタシ的ミッシングリンクだったのです。次ぎに素直にハセガワの良いキットを素組すればいいものを、なぜエアフィックス? なんですが、掲示板で青井さんが「エア作りたいな、あれけっこういいプロポーションだよね」、なんて話題を出しておられ、エアの空冷フォッケの良さは知っていたもののドーラには注目していなかった私も、引っぱり出してみればなるほど、素性が良さそうだ、とがぜん興味が湧いたのでした。

 
2.構想

 エアフィックスの1/72 2代目ドーラのキット、初版は1976年だそうです。上記のパッケージは1981年版、値札シールを見たら「ポストホビー」となっていました。西武百貨店池袋店勤務の頃、池袋パルコのポストホビーで買ったものですね。お値段はなんと450円です。購入後20年近く経ってから作るなどというのも、プラモデルならでは、のことでしょうね。

 小改造でさらっと、のつもりでしたが、キャノピー位アップデートしようとしてる内、ガンカバー、カウル、エアインテークがいつの間にかタミヤ製の予定に!(ハセでもいいんですが、たまさか静岡のジャンク市で買ったタミヤのパーツ500円也があったので)。で、さらに主翼の弦長がほぼ同じなので、主翼も置換しようかと(^_^;) なんのことはない、タミヤ48および72の最大の欠点、パワーエッグの上向き過ぎを、端正なエアフィックスの胴体に換装、というニコイチモデルじゃないですか。でもあくまでイージーゴーイングの延長です。考証も中野原子力さん私家本とイーグルカルのデカール解説に全て頼る!し、ネチネチとは絶対やりません。そう思った瞬間手が止まるに決まっているので(笑) そうはいってもこの後も、純正エアフィックスのドーラというのは、もう作らないな、きっと。懐古趣味ゼロのワタシ(^_^;)

3.制作 2005.09〜

下:胴体接着後、キャノピ後部およびコクピットシュラウド部を切り飛ばした状態に、タミヤのパーツを仮組してみました。最初エアのガンカバーを接着したんですが、エアスクープが眠かったりしたんで、ついママよ!とばかり。意外に寸法が合いそう?!(胴体幅はエアが狭いため主翼は隙間が大きい。じつはガンカバーもそうだったんですが、高さ関係がこの時点ではいい加減なので良く判らなかった。判っていれば、シュラウドを残し、ガンカバーもエアのままにしておけば(^_^;)

下:エアスクープはエアフィックスでか過ぎ。タンク152用D-13と混同したのか(昔のチャンプリン博物館取材のせい???)。ここはタミヤのパーツに置換。タミヤもあまり形が良くないがシャープでは有る。タミヤのガンカバーが海老反っている。これはタミヤのキットの機首が上向きにデフォルメされているせいかと思ったのですが、そうではなく、シュラウド部の切り離しが下過ぎだったせいでした。

下:赤線部分にプラ板を裂いて貼りキャノピー、シュラウド、ガンカバーが一直線になるように嵩上げ、摺り合わせする羽目に。ああめんどくさい(でも楽しくなってきた

・仙

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