オ−ビーズの愉快な仲間達 オービーズは東京の中央線沿線の筆塗りモデラーを中心に、インテレクチュアルなウェブ・モデラーを加えたアミーバみたいな集まりです。決してレギュレーションの決まったサークルのような堅苦しさとは無縁の集まり。ジャンクション役の石塚昌弘氏とは私も前から知己を得ておりまして、2003年のフェイク・ブース以降、静岡ホビーショー・クラブ展示にはオービーズさんブースに出展させていただいており(2004年、2005年、2006年)、今や衛星メンバー(あるいは宴会部長ともいう)になっております。衛星メンバーは結構多く、下記写真三段目以下はインターネットを仲介とした繋がりであったり、ダブル・シェブロンというユニットのメンバーの半分はオービーズのメンバーでもあるため、その縁で繋がったりしております。
オービーズは一芸に秀でた方、そして知的水準の高いメンバーが自然と集まっていますが、一方非常に風通しが良く居心地の良い集まりでもあります。例会は毎週!日曜夜、三鷹のナカマ模型さん近隣にて開催されておりますが、私は中央線沿線育ち・高校が三鷹でエリアに対する親和性こそ高いものの、現在は三鷹から1時間以上離れた横浜市の奥地(というか渋谷寄り)に住んでいるため、例会は余り顔を出せず、もっぱら都内で行う飲み会の幹事役をやっております。オービーズには公式サイトが有りませんので(だって公式な組織じゃないですもんね)、主立ったメンツをここにご紹介いたします(時期により多少の出入りはありますが)。ご自分のサイトをお持ちの方は、顔写真をクリックするとリンクしています。
(1)左上から、G-50さん。オービーズのリーダー。筆塗り&マイナー機命の凄腕モデラーさん。常に沈着冷静。オービーズのフラットな雰囲気はおそらくG-50さんのお人柄によるところが大きいのでしょう。大学が漫画さん、kastumiku さん、赤錆レッドさんと同窓(同級?)だったそうです。50年代後半の生まれ。
(2)漫画さん。戦記漫画家さん、もっとも最近は小説がメイン。ノベルには「帝国海軍原爆強奪計画」の他、陸軍機動歩兵「イシ」、特務飛行命令「乙」などが有ります。コミックスには「雷撃一代」「蒼空戦線」など。「銀河特攻隊奇襲せり」など共著もたくさん有ります。「乙」は普通の架空戦記なら安直に零戦が主役のところ、なんと二式水戦が主役。水偵乗りの矜持など、凡百の戦記作家の浅い知識では表出し得ないことがさらりと出ていてうならされます。「帝国〜」では駆逐艦乗りの生き様が描かれていました。いっぽう「イシ」は上巻が戦時中を部隊にしたSFジュブナイルなのかなあ(私、実はこの範疇、例えば筒井御大の時をかける少女は好きじゃないんですが)と思わせておいて、下巻で小林ワールドが炸裂。そうなんです、ストーリーの表側は戦時中を舞台にした、パトレイバーみたいなんですが、通奏低音として、さすが中央線文化人らしく、戦時の武蔵野の軍跡がこれでもかと出てきて、思わず中央線沿線育ち(とはいえ奥の方の豊田駅です、ちなみに漫画さんは八王子だそう)の私としてはニャっとしてしまいます。やはり50年代後半の生まれ。
これも漫画さんと話していたことなんですが、オービーズは中央線沿線の筆塗りモデラーがコアメンバーで、それにウェブを通じて琴線が触れあったモデラーが合体してできてるようなもんなんですが、そのマグネットになっているのが「中央線文化」あるいは中央線を外して「文化」といってもいいかもしれません。腕自慢だけの職人芸モデラーとか、本物に心を動かされることのないロボット・モデラー、探求心のない脳筋肉モデラーが誰一人としていないんですよね。そのうえ、皆様一芸に秀でている方ばかり。なのに、親分風を吹かせたり自分の価値観を強要するような姿勢が微塵もない。私は昔、模型屋付きクラブに居たことがあり、オーナーの模型店主のカラーに染まらないと居づらい環境を経験しただけに、こういう知的な大人の自由さ加減って、、ほんとうに有り難いことだとしみじみ思います。
(3) 上段中央、katsumikさん。伝説のモデラー小坂勝己さんです。私はお電話だけで未だにお会いしたことが無いです。小坂さん、G-50さん、漫画さん、赤錆レッドさんがもともと大学の同級生とか先輩という間柄で、一緒にモデリングしていたそうです。50年代後半の生まれ。小坂さんが転勤で東京を離れたので、OBの集まり=オービーズと名前を付けた由。実は名前なんてどうでも良かったらしいんですが、第三回目かの静岡HS合同クラブ展に出るため、急遽付けたネーミングだったとの説もお聞きしました。その意味では、オービーズはそもそも静岡HS出展用ユニットであり、プロジェクト名称だったんですね。声高に他者を睥睨したり、(私のように)何でもペラペラしゃべったりするようなお銚子者がいなかったこともあり(^_^;)、超絶技巧&深い味わいモデルの総本家にもかかわらず、あんまりPR上手の他のサークルのように有名では有りませんです。
(4)赤錆レッドさん。コアメンバーのお一人。氏は例会には毎回いらっしゃいますが、飲み会には顔をお出しにならないため、私は余り詳しく人となりを存じ上げておりません。一部では遊体離脱の技を会得しているとの噂です(^_^;) 50年代後半の生まれ。
(5) N島さん、財団法人日本航空協会にお勤め、本当の本物を知っている方ですね。アメリカはスミソニアン博物館の晴嵐のレストアにも参加されていたそうです。常に物静かな紳士で、一部では(K田さん方面)トッポ・ジージョ(30代以下のシトは知らないですね)に似てると言われています。
(6)上段右橋、小坂さん同様、MAやレプリカ誌で有名な伝説的モデラー石塚昌弘氏。氏はもともと小坂さんやG-50さん、漫画さん達オービーズのコアメンバーと昔からの知り合いで、数年ほど前から常勤メンバーというかコア・スタッフになりました。その後、オービーズにウェブモデラーやらが集結しだしたのも、氏のネットワーキング力とお人柄の賜物でしょう。
(7)二段目左端、筆一さん。もともと三鷹の模型クラブMMCのメンバーで、拠点であったナカマ模型三鷹店閉鎖後あたりから(2000年頃?)から、降下猟兵さんと一緒にオービーズに顔を連ねるようになったそうです。G-50さん、小林さんとはやや系統が違う筆塗りモデラーさん。2004年度JMC大賞受賞。
(8)イシイさん。AFV・フィギュア・飛行機をこなす達人。ユーロミリテールでフィギュア作品(写真はロシアの白薔薇:リリヤ・リトビャクの胸像)の受賞をしてます。本業はグラフィックデザイナーさん。
(9)青井さん。イラストライターという用語は南信坊さんの発明ですが、まさに文筆と絵の双方を良くするお方。飛行機モデラーはSA誌の映画のコラムが一番近しいかもしれませんね。50年代後半の生まれ。筆塗り飛行姿勢の茶色い疾風がかっくいい。
(10)カンダ@イヤミさん。現在はN島さんとおなじく航空協会にお勤め。オスプレイの日本版(大日本絵画)モスキート、ブラックウィドウ、ヘルダイバーなどの翻訳もされています。主に1/72飛行機とAFV。
(11) 三色書房のゼップフリーク・M脇さん。フランス語に堪能でフランス機好き。プラモデルは主に1/72でオールドキットのテイストをそのまま活かしたデスクトップ様式で作られます。
(12) 降下猟兵さん。HNの通り元陸自のパラトルーパー。しこうして本業はグラフィックデザイナーさんといういささかアンビバレンツなキャリアーの持ち主。イタリア機とコニーとブリストル・シカモアを愛しています。フィギュアも独特の技法でつくる。父君は元木更津空の彩雲乗りで、302空に転属後零戦パイロットになり、伝説の古豪赤松大尉に毎日薬缶で頭を叩かれていたそうです。
ここまでがだいたい毎週の例会に顔を出す中央線沿線メンバーです。
三段目が在京・在関東サテライトメンバー。
(13) IKEさん。多芸多才にして浮気性モデラー。現在は1/144に注力。ディスプレイ関係のお仕事をされていますが、その関係でPCやCG、メカに明るく、プラッツのドーラなどのパッケージイラストも製作してます。顔写真になにやら文字が書いてありますが、これは私ではなくテキトーオッサンが書いたもの(^_^;)
(14) PPMさん。1/72日本機命のナイスミドル。最近はキ83まで完成。中央線の北側、オービーズ例会会場のファミレスのごく近くにお住まい。ただし年中ご出張のため大忙しです。
(15) milk32+さん。ニフ模で知り合いました、博識の徒。時々ふらっとオービーズの飲み会に参加。渋い飛行機がお好き。『模型も作る。』
(16) イギー・小巖さん。またはジギー・モケーダスト小巖さん。仙台翼産会東京支部員兼パシリ(^_^;) 仙台翼産会sんとオービーズはどちらも参加しているダブル・シェブロンを通じ、あるいは仙台翼産会東京支部長であるや〜ぼさんを通じ、コミュニケーションが有りましたが、どちらの集まりも中年以上のメンツ(主として50年代後半の生まれ)が多いため、常にパシリの運命から逃れられない境遇です。イギーというのは私が付けたあだ名で、彼が元祖パンク・ロッカーのイギー・ポップ(ex.ストゥージス)を敬愛しているから。ジギー・モケーダストというのは、イギー・ポップのホモ達でもあったデヴィッド・ボウイのアルバム名「時ギー・スターダスト」のパロディ。いじられやすいキャラの彼ですが、作品は繊細にして芸コマ。1/35のバイクのスポークをすべて真鍮線で置き換えたり、1/48九七戦の下部偵察窓からおっさんの足だけ覗くといったヒューモア感覚も旺盛。
(16) O石さん。グライダー教官で自家用機のライセンス保持者。一芸に秀でたオービーズ・メンバーの中でも現役パイロットはこの方だけ。プラモは出戻りといいつつ、ほとんどスクラッチの自家用機パイパー・カブや完全スクラッチの1/48ランカスターなど超絶技巧フェチ。さらに豊富な人生経験から滲み出る発言は含蓄深し。
(18) 私。
四段目:普段ずっと一緒というわけでは無いですが在京のオービーズ関係者。左よりトレバーさん。私とご近所。一瞬だけ昔私がいたクラブに所属するもリジェクションされ、その後ダブル・シェブロンへ参加した縁でオービーズとも時々接点があります。二番目manbuuさん。若きシナリオ・ライター。最近は少々ごぶさた。氏のチューリップメッサーと降下氏のヘルマングラーフ&ヒトラーユーゲントのフィギュア・コラボは秀逸。三番目:静岡HSでのみ、モデラーに有名な某組織の某嬢。四番目、五番目:???。右端:や〜ぼさん。仙台翼産会東京支部長。もと旅客機のエンジニアにしてコレクター。
四段目がインターネットで繋がるモデラーの輪。
(19) やまいさん。オービーズのメンバーとネットで会話したくば、やまいさんのサイトに行けば毎晩どなたかが居座っています(^_^;) モケーとそれを取り巻くエッセイの妙味は、斎藤モタさんの比ではない?
(20) 国江隆夫さん。航フやSAで有名なドイツ機研究家。いつでもオープンな性格でファン多し。著作リストはこちらを参照のこと。年に一度の静岡HSと秋の激作展、秋の東京JMCなどでオービーズでお会いしております。
(21) greenwolfさん。2006年の静岡HSには、はるばる熊本から飛び入りでオービーズ・ブースにご参加していただけました(本家AFVは別)。こういう懐の深さというか、垣根の低さがオービーズの良さですが、同時に飛び込んでいらっしゃる方も大概は知的遊民タイプばかり。
(22) ペガサスさん。つい2006年の春までは三段目の在関東サテライト・メンバーだったのですが転勤でネット・サテライト・メンバーに変身してしまいました。スケビでもお馴染み、超絶技巧により究極のフォルムを目指す孤高のモデラー。しかしてその実態はスワンプ・ロックを愛する帽子愛好家。
(23) マクタロウさん。2006年の静岡HSではじめてオービーズ・ブースにご参加。第一次大戦機ファン。丁寧で精緻かつ上品な作風。三島にお住まいですが、近隣には飛行機・プラモデルの話をリアルに交わす集まりが皆無とのこと。年に一度の静岡はその意味で楽しみだそうです。でも在京モデラーでは、かさぱのすさんとかニフ模のなかがわさんとご夫婦での親交有り。
(24) 未確認歩行物体さん。いつもニコニコ。いまやウェブモデラーの世界(の一部)では有名人ですが、少し前まではファインモールド関係者しか知らない不思議なお兄さんでした(^。^) 私が初めて静岡HSに行った頃から、その着想の柔軟さに感激、以降年に一度静岡では、フェイクブースなり何らかの形で作品を拝見させてもらっています。また国江さんファン、いにしえの航フ:為則通洋さんファン、渡辺洋二さんファンという点でも私と指向がピッタンコ。昔はは考古学関係のお仕事をさていたそうです。
※2006年静岡HS オービーズブース展示はこちら
※2005年静岡HS オービーズブース展示1-11はこちら
※2004年静岡HS オービーズブースはこちら
